Feynmann's Integral Trickとかいうやつ

 

はじめに

Wathematica アドベントカレンダー企画の一部です。

アドベントカレンダー、理系なのになんでクリスマス祝ってんの?とかいう自爆みたいなツイート流れてきて震えたことあります.だいばくはつ.

締め切りの10時間前に書き始めてます.

もう一個書きたいのあるので、かけたら書きます.

導入

変な積分を求めたいことってありますよね.

大学に入ると最初にその機会(?)が訪れるのは留数定理とかのところだと思いますが、それはみんな知ってると思うので、それ以外で求めたい.

あと,留数定理はlog入ってるとなんか扱いにくい気がするので、その代替を用意しましょう,というモチベーションもあります.

知識は微積分のやつがあれば大丈夫です.簡単な記事!

微分積分を何の断りもなく入れ替えるので、注意してください.

(適当に優関数をとって正当化してください.)

最初の例

 \int_0^1\frac{x^2-1}{logx}dx

を求めることを考えてみます.

まず,

 G(t)=\int_0^1\frac{x^t-1}{logx}dx

とおきます.

つまり, G(2)を求めればよいわけです.

ここで,

 G'(t)=\int_0^1\frac{\partial}{\partial t}(\frac{x^t-1}{logx})dx

 =\int_0^1x^tdx

 =\frac{1}{1+t}

なので,

 G(2)=\int_0^2\frac{1}{1+t}=log3

を得ます.

次の例

 \int_0^{\infty}\frac{\sin x}{x}dx

を求めることを考えてみます.

なんかいい感じに収束して、積分が簡単になるような関数を考えたいので,

 G(t)=\int_0^{\infty}\frac{\sin x}{x}e^{-tx}dx

と置きます.

 G'(t)=-\int_0^{\infty}e^{-tx}\sin xdx

となるので,この右辺は普通に計算できて,

 G'(t)=-\int_0^{\infty}e^{-tx}\sin xdx

 =-\frac{1}{1+t^2}

となって,

 G(t)=-\rm{Arctan}(t)+C

を得ます.

 t\rightarrow\inftyとして考えると, C=\frac{\pi}{2}なので,

 G(0)=\frac{\pi}{2}

を得ます.

おわりに

みじけ~~~~~~~~~~~~!!!!!!!

なんだこれ.

後でちゃんとしたの書きます よろしくお願いします

というかVSCodeに慣れてるとhatenaのTeX書きにくくてしょうがない.

次からPDFにします.

 

Feynmann's Integral Trick,なんか英語圏だと有名っぽいですね.

日本だとたぶん有名だけどあんまり名前が浸透してないっぽい.

ちなみに、Feynmannがこの手法を好んだだけで、別にLeibnizとかでもやってますよね.

これ.

おまけ

これ聞いてくれ よろしく

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